幼稚園児の我が息子。夜、お布団に入ってから、幼稚園のある先生が最近来ていないんだという話をし始めた。その先生は若い女の先生で、だいぶ前に辞めたということを聞いていたので、そう伝えると案の定「何で？何で辞めちゃったの？」。
んーとね･･･。噂によるとメンタル的に疲弊してしまい、仕事を続けるのが難しくなった、っていうことを幼稚園児に伝えるのは難しいな･･･。
「小さい子をたくさん面倒見るのって大変なお仕事なんだよ、それで先生疲れちゃったのかもしれないね」「また幼稚園に遊びに来てくれるといいね」
息子のことは、まだまだ赤ちゃんに毛が生えたようなちびっ子だと思っていたけれど、どのクラスが何という名前の先生かとか、どんなお話をしたとか、彼なりに園生活を満喫しているんだなと感じて、うれしいやら寂しいやら母は複雑な感情が入り交じったとさ。
こちらに背を向けた息子はグスッと鼻をすすった。「泣いてんの？その女の先生、優しかったんだ？」「うん」
おそらく、子供達に先生が辞めた理由は詳細には伝えられていなかったのだと思う。息子にしてみれば、優しい先生がいつまでたっても戻って来ない･･･何故なんだろう、といったところか。切ない･･･。
自分が幼稚園のころ、ほかのクラスの先生の名前なんて知ってたかなぁ。興味無かった気がするなぁ(笑)。
たまに幼稚園にお迎えにいったりすると、息子がそれはそれは興味津々といった表情でピョコピョコ飛び跳ねながら、園の先生に話しかけていたりする。
家では見せたことのない、息子の新しい世界。いつのまにこんなに成長したんや。愛情を注いで下さる先生方に感謝しかない。母ちゃんちょっと寂しいや。
