片付けたり、片付けられなかったりの日々。

心療内科に通院するアラフィフ主婦が、色んな事を片付けたり片付けられなかったりするブログ

しんどい

子供を習い事へ送っていった帰り道、近くの駐車場の茂みを少し覗いてみた。ミーコ、いるわけないよね。もう諦めた。もう多分見つからない。

でも、でもさ…。最期にお別れだけでも言いたい、もう死んでしまっていても、会いたい。どこにいるかわからないなんて、辛すぎる。

前にも飼っていた別の猫が帰ってこなくなったことがあった。どうやら交通事故にあったらしかった。そういうこともあるから外へ出さないよう、言われているけど、猫が出たがるから、すぐ帰ってくるからと出してしまうのがうちの親。

今回は重度の腎不全であるということがあったから、外へ出たらもう帰らないかもしれない事は想像できたはずなのに。「外へ出さないでね」…その一言を私が母に伝えていれば…!けれど、家に閉じ込めて医者で点滴や入院をして、もう少し長生きしたとして、私は納得いくけどミーコにとってはどうだろう。苦しみもがきながら別れの時を迎えるのは本意ではなかった、だから意を決して姿を消したのかもしれない。

ミーコは18年前、家族が雨の中ダンボールに入れられて捨てられているのを拾ってきた。すでに先住猫がうちにはいたので、なんの迷いもなく子猫だったミーコはうちの猫になった。

エサを食べて、私の脚の周りをくるりと一周したあと、ニャアとかわいい声で鳴いた。なんて可愛い猫なんだ、私はすっかりミーコが好きになった。

家族が例えば押し入れの中を片付けていると近くへ来て参加しようとしたり、本当に人間みたいな猫だった。去年亡くなった父も、ミーコのことをそれはそれは可愛がっていた。

私は結婚して家を出て、また家族で実家で同居するために戻ってきたが、ミーコは覚えていてくれた。柔らかいカルカンの餌をあげるのも私の役目だった。始めは水曜だけ、あとはカリカリを食べるというのがルールだったが、朝、下の部屋へ行くとミーコがニャアニャア言いながら近づいてくる可愛さに負けて、最近は毎日あげたりしていた。こんなことになるならもっともっとあげたらよかった。

気分転換しようにも、コロナでままならない。てか、これからまだ感染は収まらず、どうなっちゃうんだろうという不安。なんだか周りからどんどんどんどん逃げ場を塞がれて行く感じがする。

先生に相談しよう…。しんどい。